補聴器の機能は、聞き取りやすさを補助するためのものです
加齢による聞こえの低下は、
① 聞こえの低下。(入ってくる音の不足)
② 言葉を聞き取る能力の低下
③ 聞きたい音と聞きたくない音を選別する能力の低下
が見られます。
補聴器の機能は、① ② ③をバランスよく改善し、装用する方が音を聞き取りやすくなるように開発されています。
どのような補聴器が装用する方に合うかは、実際に試してみないとわからないことが多いです。
補聴器の機能比較
マキシエンス
調整の細かさ: |
★★★★★ |
雑音制御: |
★★★★★ |
保証の手厚さ: |
★★★★★ |
マキシエンス V
調整の細かさ: |
★★★★ |
雑音制御: |
★★★★ |
保証の手厚さ: |
★★★★ |
プレミエンス
調整の細かさ: |
★★★ |
雑音制御: |
★★★ |
保証の手厚さ: |
★★★ |
プレミエンス V
調整の細かさ: |
★★ |
雑音制御: |
★★ |
保証の手厚さ: |
★★★★ |
LSシリーズ
調整の細かさ: |
★ |
雑音制御: |
★ |
保証の手厚さ: |
★★★ |
細かな調整ができると…
補聴器を使い始めると、普段とは違う日常生活音が聞こえてきます。それは、エアコンや換気扇などの小さめの音や、食器や水の音など大きめな音だったりします。
補聴器は、聞きたい音だけが大きくなるわけではなく、日常生活にある音もすべて大きくしてしまいます。
そこで、補聴器は装用される方の聴力に合わせて、聞き取りづらい音を大きくするだけでなく、必要以上に聞こえてしまう音の大きさを押さえることもできるのです。
図1は、補聴器をしていないときの聞こえ方です。青色の部分が多く、声が小さく感じます。
図2は、補聴器で音量を大きくしたときの聞こえ方です。青色の部分がなくなり、声が大きく聞こえます。
図3のように、ちょうど良い音量を超えている部分(赤色の部分)が、雑音として聞こえるうるさい音です。
図4は、雑音を抑えた筐体ですが、雑音は少なくなりますが、聞こえない音(青色の部分)が増えてしまします。
図5は、細かな調整ができる補聴器の場合です。赤色の雑音の部分が減っています。
図6のように、雑音を抑えたとしても、青色の聞こえない音の部分を少なくすることができます。
補聴器で細かな調整ができると、余計な雑音をなるべく抑え、聞き取りやすい音にすることができます。